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防水工事とは?目的や種類、費用など知っておきたい基礎知識を解説

2021.11.23

 

「防水工事」と聞いても、あまり普段の生活には馴染みがなく、「水回りの工事かな?」となんとなく頭に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

防水工事は文字通り、「水が建物内部に入り込まないようにするための工事」であり、建物を守るための大切な工事の一つです。

そこで今回は、「防水工事を業者に勧められた」「防水工事を検討している」という方に向けて、工事の目的、種類、工法など防水工事の基礎知識についてご紹介します。

防水工事とは?

防水工事は、ひとことで言うと「建物への水の侵入を防ぐための工事」です。

ビルやマンションなど大型の建物から戸建てまで、さまざまな建造物において防水工事が行われます。施工箇所としては、水の侵入源となる屋上、屋根、ベランダ、バルコニーや外壁などがあります。

通常、新築時は防水工事を施したばかりであるため、工事の不備がない限りは外部から水が侵入してくることはありません。ですが、年数が経つとともに建物にひび割れや傷みが発生し、そこから水が内部に入り込んでくることがあります。そのような場合に防水工事が必要となるのです。

防水工事の目的 

建物に防水工事を施す目的は、大きく2つあります。

・建物の劣化を防ぐ

防水を施すことで、結果的に「建物の劣化を防ぐことができる」のが、もっとも大きな目的となります。漏水が起こることで、建物を支える柱や梁が徐々に腐っていったり鉄骨に錆が生じるなど、建物の老朽化が進んでいく危険があります。

建物の耐久性が落ちるということは、住まいの安全に関わることであるため、漏水している箇所を見つけたら、出来るだけ早く防水工事を依頼することが大切です。一方で、普段生活している上で漏水に気がつくことはなかなか難しいということもあります。

ビルやマンションなどの大型建築においては十数年に一度、建物全体の大規模な修繕工事を行うため、そのタイミングで必要な箇所に防水工事も施しています。

・快適な住まいを維持する

建物の構造部分だけではなく、屋内まで水が侵入しないようにすることで「快適な住まいを保つ」ことも防水工事の目的です。

雨漏りはもちろんですが、目に見えないところで漏水が起こり、カビの発生に繋がってしまうこともあります。カビが発生することで、ぜんそくや鼻炎などのアレルギーを引き起こしてしまう恐れがあるため、安心して健康に暮らせる住まいを保つためにも、防水工事は建物にかかわる大切な工事の一つとなっているのです。

・快適な住まいを維持する

建物の構造部分だけではなく、屋内まで水が侵入しないようにすることで「快適な住まいを保つ」ことも防水工事の目的です。

雨漏りはもちろんですが、目に見えないところで漏水が起こり、カビの発生に繋がってしまうこともあります。カビが発生することで、ぜんそくや鼻炎などのアレルギーを引き起こしてしまう恐れがあるため、安心して健康に暮らせる住まいを保つためにも、防水工事は建物にかかわる大切な工事の一つとなっているのです。

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防水工事の工法は2つ

 

・密着工法

密着工法とは「防水層を何層にも重ね、下地に密着させる工法」で、もっとも一般的に行われている防水工事となります。

防水層と下地が密着するため、下地の劣化や水分に影響されやすく、ひび割れや膨れが発生する可能性があります。一方で、防水層と下地の間に空気を含まないため、人や車が通行しても耐えられるほどの強度を保つことができます。

絶縁工法と比べると、工期が短くコストが抑えられるのも特徴です。

・絶縁工法

絶縁工法とは「防水層と下地を密着させず、その間に空気を含ませる工法」です。

防水層と下地が密着していないため、ひび割れ・浮きなど下地の状態が悪くても影響を受けることはありません。そのため、下地の劣化が気になる箇所に適している工法と言えるでしょう。

強度面では密着工法に劣り、人や車が頻繁に通る場所には適していません。

 

防水工事の代表的な防水材

防水工事には、さまざまな防水材を使う方法があります。こちらでは、代表的な防水材の種類を4つご紹介します。

・ウレタン防水

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗り重ねることで防水層を形成し、水の浸入を防ぐ塗膜防水です。防水工事の中ではもっともポピュラーな方法です。

塗り作業のため、凸凹とした複雑な形状にも対応できるのがメリットです。また防水層が軽いため建物への負担も比較的少なく、紫外線劣化を防ぐ効果もあります。

・アスファルト防水

アスファルト防水は、溶かした防水工事用のアスファルトに防水シートを貼り合わせていく防水工事です。

密着性・耐久性・防水性に優れており、古くから防水工事に使用されている防水材です。ビル・マンションの屋上など、平面状の箇所に多く採用されています。

・シート防水

シート防水とは、塩化ビニールやゴム製のシートを接着剤や機械で固定することで、水の侵入を防ぐ工事です。

シートを下地にそのまま被せるため、既存の防水層を剥がす必要なく施工できるのがポイントです。短い施工期間で広範囲に施工できる手軽さもあります。

防水工事にかかる費用

防水工事にかかる費用は、業者や防水材、工法、面積によってかなり差が出てくるため一概には言えませんが、防水材ごとのおおよその費用目安は、以下の通りとなります。

 

・ウレタン防水  : 2,500円~7,500円/㎡
・アスファルト防水: 5,500円~8500円/㎡
・シート防水   : 2,000円~7,500円/㎡

 

費用に納得した上で業者へ依頼するためには、まずは複数の業者に見積もりを出してもらい、比較検討してみることも大切です。

防水工事実施の判断ポイント

「防水工事が重要なのは分かったけれど、具体的にどのタイミングで工事を依頼してらいいか分からない」という方も多いかと思います。

防水工事を実施すべきかどうかを判断するには、以下2つのポイントを基準にしてみましょう。

・劣化状況と周期から決める

「建物の外部にひび割れや傷みが出てきている」など、劣化状況が目に見える場合には、早急に業者へ工事の依頼をしましょう。

一方で、目に届かない箇所や見た目だけでは判断できない箇所も多いため、もう一つの判断材料として、周期を目安に考えるのも良いでしょう。どの防水材も、おおよそ10〜13年ほどが耐用年数の目安と言われています。10年が過ぎたタイミングで、一度業者へ相談してみるのも良いでしょう。

・定期的に点検をしてもらおう

定期的に建物の状況を点検してもらい、浸水の被害が起きる前のできるだけ早い段階でこまめなメンテナンスをしてもらうのがおすすめです。

「雨漏りが発生してしまった」「漏水に気がつかずに、建物内部の劣化が進んでしまった」となった後では、より大掛かりな工事が必要となりコストが余計にかかってしまうためです。

定期的にメンテナンスをしてもらうことで、防水工事にかかる費用をトータルで安く済ませることができます。

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防水工事を成功させるためのコツ

防水工事を成功させるためには、事前に基礎知識を学んでおくことももちろん大切ですが、もっとも重要なのは「業者選び」です。

防水工事を請け負っている業者は数多くありますが、まずは見積もりを出してもらい、信頼できる業者にお願いすることがポイントです。また、工事に不備があったり、一定期間内に漏水が発生してしまった場合の「保証制度」や「アフターサービス」が充実しているかも合わせて確認しましょう。

まとめ

いかがでしたか?今回は防水工事を考えている方に向けて、防水工事の目的や工法、費用の目安など事前に知っておきたい基礎知識をご紹介しました。漏水や雨漏りが発生したら早急に防水工事を実施すること、そして信頼できる業者へ依頼するようにしましょう。

MAI埼玉支店(旧 田村工務店)は、埼玉県川口市エリアを中心に建設工事・土木工事業や公共事業等を営んでおります。創業50年以上の中で1,000件を超える施工実績と信頼を積み重ね、川口市からは「優秀建設工事施工業者」を11年連続で表彰していただいております。

弊社では防水工事も承っておりますので、雨漏りや漏水でお困りの方や、マンションやビルなどの大規模修繕で防水工事を合わせて行いたいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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