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保育園を開業するには|初期費用、必要な準備、開業の流れを解説

2021.09.27

保育園の開業に興味はあるけれど「開業って何だか難しそう」「何から始めたらいいか分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこでこちらでは、保育園の開業に必要な準備、費用、開業までの流れを分かりやすく解説します。

保育園を開業するか迷っている方、まずは基礎知識について知りたいという方は、ぜひこちらの記事を読んで、保育園開業に向けての一歩を踏み出しましょう。

保育園開業はハードルが高い?

「保育園を開業、経営する」と聞くと何だかハードルが高そうと感じ、躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。

ですが、保育園を開業し経営することはそんなに難しいことではありません

特別な資格がなくても開業をすることができ、完全未経験の状態から保育園経営を始めて成功している人も数多くいます。

さらに、近年では保育園に入りたくても入れない待機児童が社会問題化されているなど、保育園のニーズ自体も非常に高まっています。

このように、「資格がなくても始められる」「現代の社会では需要が非常に高まっている」という点から、ハードルはそこまで高くないと言えるでしょう。

保育園開業のメリット・デメリット

メリット①軌道に乗れば経営が安定しやすい

保育園に入園する園児は、基本的に約3年間在籍します。そのため、上手く集客ができさえすれば、その後は経営を安定させやすいというメリットがあります。

メリット②社会貢献ができる

保育園を開業することで、深刻な社会問題となっている待機児童の問題に大きく貢献することができます。「働くママたちを助けたい」という思いで保育園の開業を決めた、という女性の開業者も多くいます。

デメリット①集客が難しい

保育園を開業後、最初の大きなハードルは「集客」です。新設した保育園の存在を知ってもらうために広告を出したり、マーケティング戦略を考えて園児を集める必要があります。その後の経営が上手く軌道に乗るかどうかは、集客が上手くいくかにかかっていると言えます。

デメリット②保育と経営の知識が必要

資格は特に必要ないものの、安全に保育園を運営するためには「保育に関する専門知識」を学んでおく必要があります。また、利益を生み出しながら安定的に運営していくためには「経営の専門知識」も必要です。保育園の開業を決めた段階で、早めに勉強を始めて知識をつけておくことが大切です。

保育園の種類は大きく2つ

保育園を開業すると一言で言っても、保育園の種類はいくつかあります。

どんな保育園にするのかを決めるために、まずは保育園の種類について知っておきましょう。

 

保育園には、「認可保育園」「認可外保育園」の大きく2つの種類があります。

・認可保育園

「認可保育園」は厚生労働省管轄のもと、国が定めた設置基準を満たし、都道府県知事に認可されている保育園のことをいいます。

その中にも、3つのタイプに分かれています。

① 公立保育所  :都道府県、市区町村が運営している。

② 私立保育所  :社会福祉法人や学校法人、民間企業などが運営している。

③ 公設民営保育所:国や地方自治体が設置し、業務は民間が代行し運営している。

・認可外保育園

「認可外保育園」は、各都道府県で定められている基準に基づいて知事からの認可を受けている保育園です。認可保育園ほど基準が厳しくないため、比較的自由な形で経営することが可能です。

【認可外保育園の種類】

  • 事業型保育施設  :事業主が従業員のために運営。(企業型保育所、院内保育所など)
  • ベビーホテル   :夜8以降の夜間保育や宿泊の機能を備えている保育施設。
  • 一時預かり施設  :一時的に子どもを預かる目的で、商業施設、スポーツ施設などに設置。
  • 居宅訪問型保育施設:ベビーシッターなど自宅を訪問して保育を行う施設。

保育園開業に必要な初期費用

保育園開業に必要な初期費用は、500~600万程度を目安に考えておくのが良いでしょう。

初期費用の内訳は以下の通りです。

・不動産費用

初期費用の中で一番大きな費用がかかるのが、不動産費用です。おおよそ150〜200万が目安になります。不動産費用というのは、保育園を建てるための物件契約時にかかる費用、賃貸料などがそれにあたります。物件を決める際には、立地と費用のバランス、設置基準を満たしているかに注意して選ぶようにしましょう。

・内装工事費用

物件を決めた後は、保育園に適した場所にするために内装工事が必要になります。おおよそ100〜150万が目安になります。設置基準・安全性を満たした上で、どのようなコンセプトの保育園にしたいのかを考えて内装を決めるのがポイントです。

・備品・消耗品費

保育園スタッフや園児が使用する備品や消耗品を揃えるのにも、50〜70万円ほどかかります。椅子やテーブル、おもちゃ、PC、事務用品、掃除用具などが挙げられます。

・広告費

開業後には、園児を集めるために広告費が必要になります。ホームページの作成、SNS運用、チラシなど、広告費には約20〜30万円かかります。

 

保育園の開業・運営にかかる費用は、「認可保育園」であれば補助金を利用することができます。また、「認可外保育園」であっても「院内保育所」「企業型保育所」であれば補助金が使える制度があります。

補助金について詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせて読んでみてくださいね。

https://mai-meldia.com/cate8/2335

保育園開業前に準備すること

保育園開業を決めたら、事前に準備しておきたいことが3つあります。

①資金を貯める

開業資金がないことには何も始められません。まずは目標の額を決めて資金を貯めていきましょう。特に不動産費用は、立地や規模に金額が大きく左右されるため、あらかじめエリアや規模の大きさを決めておくと資金計画も立てやすくなるでしょう。

②基礎知識をつける

保育園と経営の基礎知識について、事前に学んでおきましょう。知識が全くない状態でいきなり開業・経営を始めるのはかなり厳しいため、本やインターネットなどで十分な知識をつけておくことが大切です。

③プロの業者や経験者に話を聞く

本やインターネットからの情報収集のみでは、必要な知識が十分に得られない場合もあります。身の回りに保育園の開業経験者や会社経営の経験者がいたら、直接話を聞いてみるのもおすすめです。もし身近にそういった人がいない、という場合はプロのコンサルタント業者に相談してみるのも良いでしょう。

https://mai-meldia.com/cate8/2255

保育園開業までの流れ

最後に、保育園開業までの流れを解説します。

①保育園の種類、規模などを決める

②物件を探す

③不動産の契約・開業の手続きを行う

④内装工事を行う

⑤園児・職員を募集

⑦開業

大まかな流れは上記の通りとなります。

③の手続きに関しては「認可保育園」か「認可外保育園」かによって届け出の提出先、必要な書類等が異なるので注意しましょう。

「認可保育園」は都道府県・市町村、「認可外保育園」は地方自治体へ届け出を出します。

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