リフォームでよくある失敗例を場所別に解説|対策と失敗時の対処法まとめ
2022.01.18
自宅をより快適に、綺麗にしたいとリフォームをしてみたものの、「イメージと違って失敗‥」「お金をかけてリフォームしたのに後悔している…」なんてことも。
こちらのコラムでは、自宅のリフォームを考えている方に向けて、リビングやキッチンなどの場所別に『リフォームでよくある失敗例』をご紹介します。
失敗しないための対策と、万が一失敗してしまったときの対処法も解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
リビングのリフォームでよくある失敗例と対策
住まいの中でも、もっとも長い時間を過ごすリビング。リビングのリフォームでよくある失敗例を4つご紹介します。
・フローリング材選びで失敗‥
フローリング材を色や雰囲気だけで決めてしまい、後から「汚れが目立つ」「傷がつきやすい」と後悔する人も。
床材や色が豊富だからこそ迷ってしまいがちなフローリング材ですが、材質によっては汚れや傷が目立ちやすいものもあります。部屋の雰囲気に合うかどうかも大切ですが、せっかくお金を出してリフォームをするので、”長く持つかどうか”という視点でも選ぶようにしましょう。
・リビング階段にしたら部屋が狭くなった‥
誰もが一度は憧れる「リビング階段」。おしゃれな雰囲気に変えようとリビング階段を設置してみたら、部屋が狭くなってしまった…なんてことも。
リビング階段はリビング内に階段を設置することになるため、その分、住居として使えるスペースが狭くなってしまいます。そのため、ある程度面積の広いリビングに向いていると言えます。憧れだけでは決めずに、リビング階段にしても十分快適な広さが確保できるかは、事前にきちんと確認しましょう。
・大きな窓を設置したら、人目や陽射しが気になるように‥
「明るく開放感溢れる空間にしたい」という思いで大きな窓を設置してみたものの、外からの視線が気になったり、陽射しが強すぎて暑い、と後悔することも。
大きな窓にしたい場合は、どの程度人目につきやすくなるかどうかや、時間帯によって日当たり具合がどのように変化するかをシミュレーションしておきましょう。日当たりに関しては、南向きにすると室内が暑くなりやすいなど、どの方角に設置するかで陽射しの強さも変わります。
・間仕切りを設置したら、日当たりが悪くなってしまった‥
リフォームで間取りを変更するために間仕切りを設置したら、日当たりが悪くなってしまい後悔している…という人も多くいます。
間仕切りをする場合は、時間帯によって陽射しの入り方がどうなるのかを事前に確認しておくことが大切なポイントです。間仕切りの方法にもさまざまあり、完全に壁で仕切ったり、パネルドアで自由に開け閉めできるようにしたりといった選択肢があります。日当たり具合や生活スタイルによって、もっとも最適な方法を選んでみましょう。
キッチンのリフォームでよくある失敗例と対策
続いて、キッチンでよくある失敗例を3つご紹介します。
・シンクor調理台スペースが狭くなってしまった‥
「シンクにスペースを使いすぎて調理台が狭くなった」、あるいは逆に「調理台を広く取ったら、シンクが狭すぎて洗い物がしづらい」といった失敗例があります。
できればシンクも調理台も満足するスペースが確保できればいいのですが、キッチンに使える間取りも限られているという場合も多いでしょう。どちらかが極端に狭くなってしまわないようにバランスよくスペースを取ること、また個人差もあるため、シンクと調理台どちらのスペースを優先させたいのかをよく考えてみましょう。
・床が滑りやすく、汚れやすい‥
キッチンの床は、水や油などで滑りやすく汚れやすくなります。「床材をリフォームしてみたら、滑りやすくなって危ない」「汚れが目立ちやすくて掃除が面倒」といった後悔の声も聞かれます。
キッチンに使用する床材は、水や油などの汚れを拭き取りやすく滑りにくいもの、食器を落としても大丈夫な衝撃に強いものを選ぶことがポイントです。
・導線を考えておらず、使いにくくなった‥
家事導線を考えずにリフォームしてしまい、「冷蔵庫までの距離が遠くなるなど、料理中の移動が増えてしまった」という失敗例があります。
後から後悔しないためには、調理中に普段自分がどのような動きをしているのかをシミュレーションし、できるだけ無駄なく動けるような間取りにすることが大切です。特に、調理中に何度も使用する冷蔵庫の位置は、どこからでも手に届く場所に設置するのがおすすめです。
寝室のリフォームでよくある失敗例と対策
寝室は、静かに休める快適な環境づくりがとても大切です。そんな寝室のリフォームにおいて、後から後悔しやすい2つのポイントをご紹介します。
・東側に大きな窓を設置したら、朝日が強すぎた‥
「リフォームで東側に大きな窓を設置したら、朝日が強くて目が覚めてしまう」という失敗例がよくあります。
東側にはあまり大きな窓を設置しないようにおすすめしますが、もし「リフォーム後に改善したい」という場合は、遮光効果の高いカーテンを設置したり、内窓を取り入れてみると良いでしょう。
・間取りの配置に失敗。話し声やテレビ音が気になる‥
「リビングや仕事部屋の隣を寝室にしてしまい、話し声やテレビ音が気になって眠れない」という失敗談も。
寝室は静かな環境づくりがもっとも大切なポイントとなるため、リビングに隣接させないようにしたり、どうしても間取りの関係で隣り合わせになってしまう場合は、防音対策をするなどの工夫をしてみましょう。
お風呂のリフォームでよくある失敗例と対策
続いて、お風呂のリフォームでよくある失敗例を2つご紹介します。
・カビや結露が起きやすい素材を選んでしまった‥
素材選びで失敗し、カビや結露が起きやすく掃除が大変…といった失敗例です。
水回りの中でも、特にお風呂は掃除の負担をいかに減らせるかという点が、リフォームをする上で重要なポイントの一つです。デザインも大切ですが、カビや結露が起きにくく、安全面も考えて滑りにくい素材を選ぶようにしましょう。
・窓を設置したことで、外からの視線が気になる‥
大きな窓を設置すると、お風呂に浸かりながら外の景色が楽しめるというメリットがあります。しかし、窓の大きさや位置によって、「外からの視線が気になる」という後悔の声も聞かれます。
リフォームで窓を設置する場合には、隣接している家や道路の位置を考慮に入れた上で、目線が気になってしまわないか事前にシミュレーションをしてくようにしましょう。
トイレのリフォームでよくある失敗例と対策
トイレのリフォームでは、「スペースの確保」と「床材」をどうするかが大切なポイントとなるようです。
よくある失敗例を2つ見ていきましょう。
・便器を変えたらトイレが狭くなってしまった‥
「便器を最新のものに取り替えたら幅を取ってしまい、トイレが狭くなってしまった」という失敗例。
そうならないためには、自宅のトイレの広さを事前に測っておき、お店で便器を購入する際に、適切な大きさかどうかをシミュレーションするようにしましょう。
・床材選びに失敗。汚れが目立ち掃除もしにくい‥
「汚れが目立ちやすく、掃除もしにくい床材を選んでしまった」と後悔する人も多くいます。
トイレは常に清潔感を保ち、快適に利用したいもの。床材は汚れが目立ちにくい色味、そして汚れが拭き取りやすくツルツルとしていて、水に強い材質を選ぶのがおすすめです。
子ども部屋のリフォームでよくある失敗例と対策
続いては、子ども部屋でのリフォームでの失敗例です。
・防音対策をしておらず、足音や声が響きやすい‥
子ども部屋のリフォームで多いのが、「防音対策について考えておらず、子どもがドタバタと走り回る音や話し声が響きやすい」といった声です。
子どもが幼いうちは特に、騒音対策をしっかりすることが大切です。床材や壁材は、遮音効果のあるものを選ぶようにしましょう。また、おもちゃで遊んだり、物を落としても傷がつかないよう耐久性が高いものを選ぶと、より長持ちします。
玄関・収納のリフォームでよくある失敗例と対策
最後に、玄関や収納スペースのリフォームでありがちな失敗例をご紹介します。
・靴箱や収納扉の開閉により、空間を有効活用できない
「靴箱の扉や収納扉を開閉するためのスペースを確保しなければならないために、空間を有効活用できない」という失敗例です。
空間を有効活用したい場合や、狭い場所に収納スペースを設けたい場合には「引き戸タイプ」の扉を設けてみましょう。扉を開け閉めするための空間を考慮する必要がなくなるので、おすすめです。
リフォームで失敗したときの対処法
万が一、リフォームで失敗してしまったときには、どうすればいいのでしょうか。
基本的には、「イメージしていた色と違った」「思っていた通りの雰囲気にならなかった」といった”イメージと現実の違い”から起こる失敗は、自己責任となってしまいます。後で後悔しないように、事前にしっかりとシミュレーションをしておくようにしましょう。
一方で、「依頼していた材質と違うものが使用されている」といったように、明らかに施工業者のミスによるものは、施工のやり直しなどの対処をしてもらうことができるでしょう。どういった状況の場合にやり直しをしてもらえるのかは、かならず契約時に書面で確認しておくようにしましょう。
リフォームを成功させるには?
後悔・失敗のない、満足のいくリフォームにするには、「親身になって相談や要望を聞いてもらえる業者選び」がもっとも大切です。リフォームは人生に何度も経験することではなく、初めて行う人が大多数でしょう。理想の住まいづくりを目指すなら、プロの業者に的確なアドバイスをもらえるかどうかがポイントです。
また、見た目のデザインや憧れだけで決めずに、「”長い目で見たときに、快適な住まいが保てるかどうか”という機能性も大切にする」という点も忘れないようにしましょう。
埼玉県川口市エリアでリフォームをするなら
いかがでしたか。こちらのコラムでは、場所別に「リフォームでよくある失敗例」をご紹介しました。失敗の多いポイントや事前に気をつけておくべき注意点を知った上で、理想の住まいづくりを目指しましょう。
MAI埼玉支店(旧 田村工務店)は、埼玉県川口市エリアを中心に建設工事・土木工事業や公共事業等を営んでおります。創業50年以上の中で1,000件を超える施工実績と信頼を積み重ね、川口市からは「優秀建設工事施工業者」を11年連続で表彰していただいております。
弊社ではマンション・アパートや戸建住宅など幅広い建築物の新築・リフォームを承っております。お客様のご希望に合わせて最適な提案をさせていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。